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ピアニストが見たピアニスト―名演奏家の秘密とは (中公文庫) 青柳 いづみこ [読書]


常々、音楽評論については疑問を感じていました[exclamation&question]
以前「高橋悠治 コレクション1970年代」 の本を読んだときにも書きましたが、音楽のプロと評論家ではどうも評価する視点が異なるのではないかと思います。←当たり前ですが[ふらふら]
 
そして音楽のプロは文章が下手、評論家は文章が上手いが内容はピンとこないものが多いのです(私の読み方がおかしいのかもしれませんが)[ふらふら]
 
この本は文章の上手いピアニストが取材した一流演奏家(ピアニスト)たちのレポートで、臍曲がりな私を感動させてくれました[ひらめき]
 
私は残念ながらピアノは弾けませんので技術的なことは解りませんが、弾ける人が読めばもっと納得するのではないかと思います[るんるん]

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沙門空海唐の国にて鬼と宴す〈巻ノ1~4〉 夢枕 獏 徳間文庫 [読書]

 
3月16日に書店でこの[本]を見付けて、今やっと読み終わりました。とっても面白かったです[わーい(嬉しい顔)]
 
空海が密教を求めて入唐して帰国するまでの物語ですが、唐の歴史、長安の街、混在する宗教(仏教、道教、拝火教、景教)、そして登場する人たちが橘逸勢、李白、白楽天、柳宗元など多彩な顔ぶれ、以前、半村良の「妖星伝」を読んだときのわくわく感を持ちました。
 
楽しいだけでなく、裏付けもしっかりしていて密教の経典や修行法などもきちんと押さえて有ります[ひらめき]
 
それぞれの巻に付いている対談、解説、後書きも面白く、特に〈巻ノ2〉の岡本光平氏(書家)の書家としての空海の話は良かったです。
 
どうも空海は私のライフワークになりそうです。
夢枕 獏さんの他の作品も読んでみたくなりました[るんるん]

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タグ:空海 夢枕 獏
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ボクは坊さん。 白川密成 ミシマ社 [読書]

白川密成
ミシマ社
発売日:2010-01-28

宗教関係の本は別のブログに書くようにしているのですが、この本はエッセイとして面白かったのでこちらに書くことにしました。
著者は1977年愛媛県に生まれ、高野山大学密教学科を卒業、その後地元の書店に勤めますが、2001年11月栄福寺住職の祖父が亡くなったことから、お寺の住職を務めることになります。
 
この本はほぼ日刊イトイ新聞 - 坊さん。 に掲載された内容を元にして書籍にしました。
高校時代から大学、書店の社員、そして住職になってからの日常の生活のこと感じたことを、軽いタッチのユーモラスな文章で書いていますが、内容はけっしていい加減ではなく、真面目に仏教に取り組もうとしている感じが伝わります。
所々に出てくる仏典や空海の著作からの引用も適切です。
 
このような若い僧侶が出てくると、日本の仏教ももっと親しみ易くなるような気がしました。

タグ:白川密成
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武士の娘 (ちくま文庫)  杉本 鉞子著 大岩 美代訳 [読書]


先日故郷からの贈り物で取り上げました[本]の紹介です。
 
この本は旧長岡藩の家老の家に生まれた著者(1873年=明治6年誕生〜1950年=昭和25年死去・76歳)が、その後米国(オハイオ州シンシナティ)に居る日本人実業家に嫁ぎ、事情で日本に帰国直後の夫の突然の死、その後再度娘たちと米国(NY)に向かい(1916年)、1923年に雑誌「アジア」に掲載された自分の半生を、連載終了後「A Daughter of Samurai」(武士の娘)として単行本にしたものを翻訳したものです。
 
著者が生活の中で感じた、当時の新潟、東京の様子、米国との文化の違いを素敵な文章で綴っています(翻訳がとても読みやすく、著者の文章のように感じました)。
“風習のちがい” の中で、米国の婦人が家庭の財布(会計)を持っていないことを書いて有るのは面白いです。
 
一昔前に「アイデンティティー」という言葉が流行ったことが有りますが、私も新潟に生まれ、東京、名古屋で暮らして、異なる物事の見方に戸惑うことが有りました。著者の受けた“違い”はもっと大きかったことと想像します。
 
どっちが正しいということではない慣習、生活の違いを受け入れ、“武士の娘”として自分の生き方を大事にする著者の本に感動しました[わーい(嬉しい顔)]
 

タグ:武士の娘
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絵本を買いました(^O^)/ [読書]

Happy DiaryのLOTTAさんの記事を読んで絵本を買いました[わーい(嬉しい顔)]

 IMG_9629.jpg

 ロッタちゃんのひっこしちいさいロッタちゃんロッタちゃんとじてんしゃ、そしてロッタちゃんとクリスマスツリーです。

先ず、年賀状のコメントに取りかかってから、後で読もうと思います[るんるん]
楽しみ、楽しみ[わーい(嬉しい顔)]


タグ:絵本
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ニーベルングの指環 リング・リザウンディング ジョン・カルショー [読書]


前回書きました巨匠(マエストロ)たちの録音現場 カラヤン、グールドとレコードプロデューサーに続いてレコード・プロデューサーの本(前回の本、第4章「あるプロデューサーの軌跡・・・カルショー」 でも取り上げていました)で、ワーグナーの「ニーベルングの指環(初のスタジオ全曲録音)」が誕生するまでのドキュメントです[るんるん]
 
私がこのLPと出会ったのはレコード卸の会社に勤めていた頃で、キング・レコードから19枚組で発売されました。
オペラには疎かったので購入はしませんでしたが、当時、販促のデモで夕方からぶっ通しのレコード・コンサート(「味噌汁を飲んで《指輪》を聴こう」なんてキャッチ・フレーズでした)や名曲喫茶での夜から翌朝まで(この時はチョコレートをサービス)の催しを聴きました[わーい(嬉しい顔)]
 
閑話休題
当時はレコードがSP→LPに移り、更にモノラル→ステレオになり始めた頃でした[るんるん]
デッカの優秀な技術陣、アーティスト、そして指揮者ショルティとの出会い等々、奇跡的な巡り合わせの中で、この大作が妥協することなく完成されたことは驚くばかりです[ひらめき]
 
1967年10月 カルショーはデッカを離れ、翌年BBCテレビの音楽部長に就任してレコード・プロデューサーの仕事から手を引きます。
1980年 彼はオーストリアで亡くなります(55歳)。

巨匠(マエストロ)たちの録音現場 カラヤン、グールドとレコードプロデューサー [読書]


レコード・プロデューサーの仕事って今までよく知りませんでした[ふらふら]
著者は優れたレコード・プロデューサーで主にウィーンで活動されています(日本ビクターを経て、カメラータ・トウキョウを創業された方です)。

この会社はクラシック音楽を優れた録音で制作して、最近ではKRIPTON HQM STOREから、CDより更に高音質の音楽配信、パッケージ・ソフトが販売されています。

それはさておき、この本ではカラヤン、チェリビダッケ、グールドの3人を取り上げ、彼らの録音現場においてレコード・プロデューサーがどのように関わってきたかを興味深く書かれています。

私の持っているCDのいくつかの制作過程がこの本にも取り上げられていて、『あ〜っ、そうだったのか[ひらめき]』と納得することが多かったです[るんるん]

内容は資料も整っていて専門的ですが、とても分かり易く書かれていますのでクラシック音楽や録音のことに詳しくなくても楽しめます[わーい(嬉しい顔)]


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流れる山の情景  浜田 優 山と渓谷社 [読書]

浜田 優
山と溪谷社
発売日:2009-08-12

休日なのでのんびり[本]を読んでいます[るんるん]
学生の頃は串田孫一氏のFM放送(音楽の絵本)で音楽、詩の朗読を聴いて、山への想いを楽しんでいました。
この本を読んでいて、ふとその頃ことを想い出しました。

詩、紀行文、エッセイなど、山の情景が感じられる素敵な本です。


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中世法会文芸論 小峯 和明 笠間書院 [読書]

小峯 和明
笠間書院
発売日:2009-06

最近日本の放浪芸のCDを聴き直して、そのルーツである中世の宗教、特に法会に関心を持ちました。
偶然、丁度ぴったりの本が発売されました[ひらめき]

著者は中世の文芸世界の全体をとらえるための一方策として法会という場に着目し、法会を媒体とする文芸の総体を「法会文芸」 と名付け、中世法会文芸論を展開します。

まだ読み始めたばかりですが、日本の宗教、芸能、民俗学に新たな視点を提起した素晴らしい内容です[exclamation]


渚にて【新版】 人類最後の日 (創元SF文庫) ネヴィル・シュート 翻訳:佐藤 龍雄 [読書]


ネヴィル・シュート
Amazonランキング:24865位
Amazonおすすめ度:

 この映画の主題歌(Waltzing Matilda)がヒットしたのは私が小学生〜中学生の頃だったと思います。
当時の私は意味も解らず[るんるん]ワルツィング・マチルダ〜、ワルツィング・マチルダ〜と歌っていました。

それから、今に至るまで映画も観なければ本も読んでいませんでしたが、今回、新聞の広告でこの本が東京創元社の文庫創刊50周年記念として新訳出版されたことを知り、読みました[わーい(嬉しい顔)]

第3次世界大戦勃発後、 “死の灰” が南下してくるオーストラリアで死を前にした人間を描きます。
現実の世界はもっと悲惨な状況になるのでは・・・とも想像しますが、淡々とした描き方に人間への尊厳、愛情を感じます。

私もこの本の“ダグラス伯父さん”のように、またお酒を飲みたくなりました[ふらふら]


タグ:小説
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